当道場主座右の銘 = 『商売の数だけターゲット在り。ターゲットの数だけキーワード在り。』
アドワーズマスター:目指せ! Googleアドワー道免許皆伝!
今回の挑戦者
「シルクの部屋」
http://www.0469.net
マルタカシルク(株)Webマスター

高井啓介
シルクが似合うとはとても思えない、サラリーマンタイプのWebマスター。もちろん店長の仕事は奥様におまかせである。もっとも大事な仕事は飲み会という気がいたしますが、当たっているでしょう?
シルクの部屋 高井啓介

道場主
DosTigres
小山陽子
前回「1級」などと偉そうに判定を下してみたものの、ふと自分は白帯以下の腕前に過ぎないのではないかと不安がよぎってしまう気弱な道場主。
道場主

当道場の認定基準
3級=「まだまだじゃが、筋はよろしいぞよ」
2級=「うむ、基本は十分押さえられておる」
1級=「なかなか目の付け所がよろしい。将来が楽しみぢゃ」
初段=「これは見事なワザぢゃ…!」
2段=「うぬぬ、かなりやりおるな…手強し!」

3段=「何も言うことはない。免許皆伝。次期道場主はヌシに決定ぢゃ」

Vol.002
「シルク製品をアドワーズで売り込む」
の巻


押忍(オス)ッ!
Google流アドワー道(どう)免許皆伝への道は長く険しい。当道場では、Googleアドワーズマスターの道を切り開かんとする挑戦者達を毎回温かく受け入れ、その力量に応じて段級位を認定しておる。こうしてさまざまな挑戦者達が、この道場でGoogle流アドワー道の頼もしいワザを研鑚・披露していくのだ!!

挑戦者: た〜のも〜!

道場主:

これはこれは! 京都西陣の地でシルク一般の衣料品雑貨を商う、「シルクの部屋」ことマルタカシルクの高井某ではないか。
挑戦者: はい。女性男性シルクインナー、パジャマやアウターはもちろんのこと、寝具やダイエット衣類、腹巻や化粧品など、絹で作ったありとあらゆる製品を取り扱っております、「シルクの部屋」影のWebマスターでございます。
道場主: 「シルク」と来ればやはり優しい手触りの女性を店長に据えるあたり、ヌシもかなりしたたかものよのぉ、ふっふっふ。

「シルク」→「毛布」とは、連想ゲームよりムズカシイ〜!

挑戦者: 弊社はおかげさまでどの製品もGoogleでの検索結果がかなり上位に来てくれるのですが、この冬最も苦戦しているのは「シルク毛布」なのです。

道場主:

シルクの毛布…これは全く思いもかけなんだ。そんなものが在るのかや?
挑戦者: もちろんございます。「冬暖かく夏涼しくオールシーズン心地よい睡眠を促し、肌を美しくする効果が有ります。」が合言葉の商品なんですよ。
そして、よくご存知で探しておられる方もそこそこにおられます。が、残念ながら弊社のシルク毛布ページのページランキングはそれほどよくないのです。
どのように不利かと申しますと、

「シルク毛布」で検索すると 2ページ目
「毛布 シルク」で検索すると 4ページ目
「シルク 毛布」で検索すると 2ページ目
「絹 毛布」で検索すると 3ページ目

こんな状態ですから、弊社の場合、「シルク毛布」に関しては、このキーワードで検索されたときに1ページ目の右欄に広告が表示できるアドワーズ広告が欠かせません。
道場主: なるほど。検索結果がよくないショップほどアドワーズ広告なら恩恵を受けられるわけじゃな。
挑戦者:

「絹」で検索してこられるか「シルク」で検索してこられるか実際50:50なので、「フレーズマッチ」の機能を使って引用符”…”でシルク+毛布、絹+毛布の2通りの組合わせを指定することで、絹でもシルクでも広告が表示されるようにしています。これで確実にシルクの毛布を捜している人にアピール可能となるのです。

道場主:

な、なるほどのぉ…。2通りの言葉で言い習わされている商材を取り扱うショップは、両方のキーワードの組合わせを「フレーズマッチ」を使って指定するとよいのじゃな。

他社からのクリックものともせず。

挑戦者: 先日宗家様のセミナーに出席して参りまして、一つの霧が晴れました。

道場主:

ぬぬ、それは何じゃ?
挑戦者:

実は、請求額の算出式がよくわからなくて、ずっと不安だったのです。つまり、クリックされればされるほど請求額が大きくなると思っていたので、それじゃあライバル社にうちの広告をどんどんクリックされたら、請求額が途方もなくなるのじゃないかと思っていたのです。

道場主: おお、クリック課金と言われたら、普通そう思うわな。
挑戦者: ところが、私が入札していた上限クリック単価がそのまま請求額算出に使われるわけじゃない、ということがわかったのです。

説明によると、上限CPCとクリック率は掛け合わされて「スコア」として評価されるらしいんです。クリック率が上がれば上がるほどスコアが上がる。ここで「アドワーズディスカウンター」というクリック単価の算出方法が適用されて、自分よりスコアが下位の広告主のスコアを自分のCTRで割った額+1円が、最終的なCPCになるらしいです。
道場主: ち、ちっともわからん…!!!!
挑戦者: また、例え上限CPCが他広告主より低くても、CTRが高ければ掲載順位が逆転することがあるらしいんですよ。これってどういうことだかわかりますか? ライバル社をどんどんクリックしていると、自分の広告より上に掲載されてしまう可能性があるってことなんです。くわばらくわばら…。
道場主: ぬ、ということは自分の広告をクリックしつづけると…?
挑戦者: シ〜〜〜!!

ディスカウンターの仕組みが判れば、もう怖くない。

道場主:

う〜〜〜む。ヌシのおかげで、ナゾがナゾを呼んでおるぞ。さすが御宗家様は奥深い。

挑戦者: クリックされればされるほど、そのキーワードクリック単価が最小CPCに近づいて行くのです。むやみやたらに垂れ流し広告にはならないのです。もちろんクリックされた数だけ額は嵩んでいきますが、単純に上限CPCに乗じられていくわけじゃないんですよ。

道場主:

ヌシは大きな可能性に気づいているようじゃな…。
挑戦者: 物凄く奥深さを感じます。で、なぜ僕がこのように掲載の仕組みにこだわっているかというと、実はGoogleアドワーズ広告は、掲載上位3位までならBiglobeやExciteでも同時に表示されていく、ということがあるからなんです。つまり、どんな手段を使っても上位3位までに掲載されていれば、露出度が高くなるわけでしょう?
道場主: おおっ! しかももうすぐYahoo!でも表示されると聞いておる。
挑戦者:

そうなんです。だから、僕はもっともっとこのアドワーズ広告の奥深さを研究するつもりですよ。
…こうしちゃあ居られない、もう行きます!!

道場主: あ〜、行ってしもうたか。

今回の認定段級位

1級認定。

宗家様のセミナーに出てみて初めて請求額の算出方法について説明を受け、ほっと胸をなでおろしたのは挑戦者だけではないはずぢゃ。このように、セミナー参加をきっかけに大胆にワザをしかけてみる気になったショップオーナーがしばらく日本各地で散見されることであろう。オリンピックのフィギュアスケートの審判のごとく、最初から高得点で突っ走れないため、今回も無難なこの得点で押さえておくことにするが、もちろん、他段級のGIFアイコンは全て作ってあるのでどうかご心配召されず。今後高井挑戦者の繰り出すワザは全く侮れぬ…再登場がワシャ恐ろしい。

さあ、次回の挑戦者はどんな人物だ!!
あなたからの挑戦を常に待っておる〜!!youko@dostigres.com


27.Nov.2002
Googleアドワーズ広告とは?

過去の戦歴
Vol.001
アトピー性アレルギー対策用品を売る!

[ もぐもぐ共和国 ]
Vol.002
シルク製品を売る!

[ シルクの部屋 ]
Vol.003
テディベアを売る!

[ The Teddy Bears' Picnic ]
Vol.004
地酒と地ビールを売る!

[ 飛騨高山 池田酒店 ]

Vol.005
クワガタを売る!

[ ドルクスダンケ ]

Vol.006
包丁とナイフを売る!

[ e刃物.com ]
Vol.007
セミナー講師と選挙運動用傘を売る!

[ 心斎橋みや竹 ]
Vol.008
レトリバー雑貨を売る!

[ The Otter's Tail ]
Vol.010
セミナー講師を売る!

[ ふぁーすと・らぼ ]
Vol.011
海洋深層水を売る!

[ 室戸海洋深層水の専門店 ディープシーショップ ]



用語解説

*フレーズマッチ

=""でくるんだフレーズを含む全ての検索で広告を表示したいときに行う指定の仕方。

"シルク 毛布"と指定すると、このフレーズが入っている検索結果で広告が表示される。例えば「シルク 毛布 バーゲン」という検索では表示されるが、「毛布 バーゲン」という検索では表示されない。高井氏の場合、同じく"絹 毛布"というフレーズでも同広告文が表示されるようにしているところがミソ。


用語解説

*上限CPC

=クリック単価の上限額。

1クリックに与えられる「価値」(=CPC)が、ここで指定された額以上にならないように掲載順位は調整される。その仕組みはおいおい解説してゆこう。(と逃げる)


用語解説

*ディスカウンター

=最終的なクリック単価を算出するためのGoogle独自の計算方法。

掲載ランキング1位の最終的なCPC=掲載ランキング2位の(上限CPC×CTR)÷自分のCTR+1

セミナーを受けていない方にはなんのこっちゃ、であろう。この仕組みを理解するのには1ヶ月かかりそうである。そもそもこれで正しいのか、ぜひ宗家に確認を仰がなければならぬ。


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